『うちの三姉妹』について

私は学生の頃、松本ぷりっつ氏のエッセイ漫画『うちの三姉妹』のファンだった。

 

おっぺけな長女フーちゃん、自由人の次女スーちゃん、バッチコイな三女チーちゃんの三人が織りなすドタバタ劇を大いに楽しませてもらった記憶がある。

 

完結後は読み返すことも関連作品を追うこともなく過ごしていたのだが、数年前、久々にぷりっつ氏のブログを覗いたことがきっかけで、再びファンになった。

三姉妹も大きくなったなあと親戚のおばさんのような感慨に浸りつつ、根本的な性格は変わっていなさそうなことに安心感のようなものを覚えた。

 

それからは時々ブログを見るようになった。

 

特に気が滅入った時や現実に行き詰ったときなどは、すがるように覗きに行ったものである。

一貫して明るく楽しいエッセイ漫画で、深刻な現実や強い思想が見えることもないので、しばしの間現実を忘れるのにうってつけだったのだ。

 

私はもともと悩みがちな性格だったこともあり、何度も心を励ましてもらった。社会人生活の中で行き詰ることも絶望感を抱くことも多々あったが、そのたびに暗い要素が何もないぷりっつ氏の作品に元気をもらってきた。

 

今でもそれは続いている。

 

うちの三姉妹』がこの世にあってくれてよかった、完結後も三姉妹の話を描いてくれてよかったとつくづく思う。

 

今後も一家のほのぼのとした楽しい日常が続くよう祈っている。フーちゃん結婚しましたとか言われたら泣くかも…笑